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すてき便り

[Interview]かんたんネクタイリメイク、読売文化・老沼秀子先生Vol.3

2011年01月08日

捨てないで!古いネクタイが、素敵な作品に生まれ変わります。アイディアと発想の転換で、シルク100%のオリジナル作品を。

ネクタイリメイデザイナー
読売日本テレビ文化センター、老沼(おいぬま)秀子先生。



旦那さんの使わないネクタイ、クローゼットに沢山眠っていませんか? 飽きたからって、捨てていませんか? 定年退職を迎えた旦那さんのネクタイってどうしていますか? そんな古ネクタイを活用して、素敵な小物や洋服が作れてしまうんです。ネクタイの殆どは絹(シルク)100%!しかも最近のネクタイは色彩も鮮やかなものが多いのです! 
古着物をドレスに変える『型紙いらずの着物リメイク』で活躍する老沼秀子先生は、亡くなったご主人が残したネクタイを見て、こんな素敵な生地を活用しないのはもったいない!と、ネクタイを活用した手芸に目を付けました。今回のすてき便りは、手芸作家としてカルチャーセンターや雑誌など多岐にわたって活躍する老沼(おいぬま)秀子先生に、環境にもやさしいリメイクの魅力について語っていただきました。


Q:老沼先生が提案する、ネクタイを使ったリメイク作品ってどんなものですか。

A:実はネクタイの生地は絹(シルク)が主で、柄も斬新なものから縞やぺイズリーなど豊富で素敵なものが多く、生地を解いてみると結構な長さと幅があります。素材としては捨てがたいもので、柄や絹感触、そして艶をリメイク品として再生・活用することで、新しい使い方やデザインが次々と浮かんできます。例えばロングスカート、ミニスカート、クッションからベスト、ポシェットなど、夢はどこまでも広がります。この頃は定年を迎えた男性の受講者も増えたので、男性向けのウエストポーチなども考案中です。

Q:私もネクタイを活用して何か作ってみたいと思いますが、どこから始めればよいでしょうか。何かコツはありますか?

A:最初は生地を解かず、剣先を利用した櫛入れや、扇子入れ、ペンケースなど、手をかけずに15分程度でできるものから挑戦して見ましょう!それができたら次はマイバック(手提げ袋)といった具合に。初心者で洋裁経験がないからと敬遠しないで、自分で仕上げた達成感を大切に!ストックのネクタイがなくなる頃には、あなたは立派な洋裁名人に成長していますよ。私の生徒さんの中には、ベストなどを注文制作して販売されている方もいるんですよ。


[←写真]ご近所用お買いものバッグも、ネクタイで作れば、よそいき用バッグになっちゃいます。
バッグの持ち手部分も、ネクタイをフル活用して。


Q:先生にとって、「リメイク作品の良さ」とは何でしょうか。

A:リメイクについて思うのですが、「古いものだからだめ」という考えをまず変えていかなければと思っています。というのは、この日本には、あり切れ、古着物、洋服など、まだまだ使える素材や材料があり余っているんです。その素材や材料は、自然やエネルギーをふんだんに使ってできています。そのような素材をトコトン使い込む。古くなったものを、自分の個性や発想力を生かしながら再生させることでまた新しい命が芽生える。環境的にも重要なことではないでしょうか。人に喜んでもらえる限り、手づくりに決まった形はありません。またそうすることによって、手づくりへの思いから、環境問題、政治や社会に至るまで、色々なことに関心が芽生えてきます。


[←写真]帽子も華やかでおしゃれ!まずは簡単な小物からスタート!

Q:最後に老沼先生から、全国のファンの皆様に、何かメッセージをいただけないでしょうか。

A:あまり洋裁経験がないからとか、手づくりが苦手だから、上手にできないなどと諦めず、まず下手でも挑戦することで、仕上げた喜びを味わうことができますよ。ちなみに、最初は手づくりを敬遠していた生徒さんは、最初は切ったり貼ったりの「楊枝入れ」や「針坊主」を作っていましたが、今では袋物を作っています。まず短時間でできるものからはじめてみましょう!手づくりをしている最中、幸せを感じる方って多いと思います。世界で一つの作品に、あなたの個性と輝きを表現してみましょう。ぜひ、個性豊かな作品を誕生させてくださいね!

今回の取材を通して、手づくり・リメイクの魅力を通して地球環境を考えたり、流行が終わるたびに物を捨ててしまうような消費社会の、価値観の転換についても学びました。皆が同じ服装をするのではなく、もっと自分なりの感性や個性を生かした暮らしをしてみたいものですね。

リメイク作品は、価値ある立派な商品です。あなたの家にも、使わないネクタイが眠っていませんか?フリーマーケットやオークションで仕入れてもよいですね。さあ、ネクタイのリメイクで、素敵な作品作りを始めてみませんか?


[老沼先生のプロフィール]
昭和50年の日本編み物検定審査員を経て、その後雑誌社、カルチャーセンター、東京都や江東区教育委員会の講座などで手芸指導を担当。その後創作手芸作家として、知水会館(国土交通省管轄)で野草リース作り、消費者環境センターにてリサイクル手芸やエコいけばなの開発に携わる。

また、老沼ニットルーム、ぬくもり会(手工芸講師連盟)、「型紙いらずの着物リメイク研究会」の代表を努めながら、高齢者対象のボランテア教室、サタデイ教室(東京都生活学校)、読売日本テレビ文化センターの講師を務め、現在『型紙いらずの着物リメイク』の世界を構築、エコリサイクル手芸の研究と共に、様々な形で啓蒙活動を続けている。

読売日本テレビ文化センター(恵比寿校/錦糸町校)
http://ync.ne.jp
角川SSコミュニケーションズ「毎日が発見」(連載監修)
http://www.mainichigahakken.net/